2014年3月9日日曜日

発達障害抱える生徒の高校進学(通信制)

 中学校生で、不登校の生徒さん、親御さんが、やはり一番気にしていることは、進学のことではないかと思います。新聞の中に、参考になるような記事がありましたので紹介したいと思います。

産経新聞
2014.2.27 10:29 (1/3ページ)

 明蓬館高校の特別支援教育センターでは、個々の発達障害に応じた支援を行う。控室(奥)に常駐する教員に自身で指導を求める行動も生徒にとっての学びになる=東京都品川区
 学習障害(LD)や注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラムと診断され、発達障害を抱えるとされる生徒の受け入れ体制を整えた通信制高校がある。将来の自立へ向け、学ばせたいという親の思いをくみながら高校卒業を目指すという。(日野稚子)

個別の指導計画

 周囲に気を使わずに済むように衝立の付いた机に置いたノートパソコンで自習する生徒、隣接のオープンスペースで教員と向かい合って話をする生徒-。内閣府認定特区高校の明蓬館高校(福岡県川崎町)の特別支援教育センター(SNEC、東京都品川区)での様子は民間の自習室といった雰囲気だ。発達障害を抱える生徒だが、「単位取得のための課題提出が終わり、みんな落ち着いている」と校長兼同センター長の日野公三さんは目を細める。

 平成21年4月に開校した同校はインターネットを通じて授業を配信、生徒は授業を受けて日々の課題を出しながら単位取得を目指す。在籍する生徒は382人。発達障害の生徒を受け入れるのが特徴で、25年4月にSNECを開設した。

 発達障害の子供たちは、小中学校では特別支援学級へ通うなどして障害に応じた指導を受ける。しかし、「複数の生徒がいる教室に入るのが嫌とか、光や音に過敏になるなど、発達障害の影響はさまざま。こうした子供は特別支援学級に行っても落ち着いて勉強できず、勉強の仕方そのものを知らずにいる」(日野さん)。

 また、情動などから発達障害を疑っても学力に問題がないことから、子供自身や親が診断を拒否するなどして適切な対応が取られない場合もある。こうした生徒が中高生になり、鬱症状や引きこもり、摂食障害や暴力行為などの反社会的行動などの二次障害を起こし、発達障害を周囲が認識することも多いという。

 三重県にも通信制・定時制の高校があります。私自身、その一つ、県立北星高校で講師をやっていました。この新聞記事のようなインターネットを使っての授業ではありませんが、スクールカウンセラーとして関わった生徒さん方も進学され、それぞれに、エンジョイしているように思われます。
  自由度が高く、それぞれのペースで学習することが出来るので、発達に課題を持って見える方々には、特に受け入れやすいのではと思われます。

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