2013年10月21日月曜日

 昨夜のNHKで、「うつ」について放送されました。人類が「うつ」になる進化の過程などもあり興味深いものでした。
 恐怖などのさいに海馬が活性化する。それが「記憶力」を伴うことで持続し、更に、言葉を伴って、直接経験していない人にも伝わる。簡単に書けばそういうことでした。
 また、けがなどをして群れから離れ、「孤独」になることで、「うつ」になるチンパンジーの例などもありました。
 更に興味深かったのは、現在も狩猟生活をしているある人々のことを元に実験をした話がありました。それは、狩猟生活をしている人たちは、とってきた肉をきちんと平等に分けているということ。それを元にお金を分配するときに、沢山もらうと海馬がどうなるか。少なくもらうとどうなるか。平等に分けるとどうなるかと言うことを実験したようです。
 結果は、多いときも、少ないときも人は、海馬が活性化する。平等だと活性化しないということだと言うことです。つまり、平等にな生活をしていると「うつ」にはならない。少なくともなりにくいと言うことのようです。
 現代の競争社会が「うつ」を作っているというのが、その番組からの私の感想です。また、その番組の中でも、平等が効率がいいというようなことを言っていたように思いました。あえて書き足せば、現代の競争社会が孤独を生み、更には競争によって不平等を生み、海馬を活性化させ「うつ」を作っていると思われてきます。「うつ」について日頃から考えている私には、非常に興味深く考えさせられる番組でした。

 
 

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