2013年10月23日水曜日

原風景

 地元の年配の方々を招いての芋煮会。このような行事をしている学校が今もあることに驚く。

  
 しかも参加された方々は、おそらくほとんどが卒業生と思われ、校歌を歌う際には一緒に歌っていた。
 子ども達が、竹馬に乗ったり、フラフープを回したりしていたが、これは私の小学校時代そのもので、懐かしさがこみ上げてきた。その後に続く歌も、懐かしいものばかりで、まるで自分がタイムスリップし子ども時代に戻ったかのような気分に襲われた。もちろんこの地域の方々も、お孫さんの活躍ぶりに目を細めたに違いないが、私と同様に懐かしさの中に浸っていたのではないかと思われる。
 私にとっては、一つ一つの出し物がもはや滅多に見られない気がすると同時に、こうした取り組みそのものや、この収穫物を地域の方々と子ども達が一緒になって頬張る姿そのものが、原風景であった。
 共同体がしっかりしていて、お互いが見つめ合い支え合っている社会には、精神的な病はほとんどないと言う。先日書いたNHKの番組の件では、自分が社会から遊離していると感じる、その孤独感がうつの要因とあったが、そのことを今回しみじみと考えさせられた。少し大げさかもしれないが、社会とは何かを改めて思う。
 

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